お盆休みの過ごし方

夏、どこへ行こう?

夏は楽しいイベントがたくさんありますね。
夏まつり、海水浴、登山やキャンプ。まとまった休みを利用して旅行に出かける方もいらっしゃることでしょう。今回は設備施工設計の話題はちょっと夏休みです。
夏のお出かけ先の話となると、「海派」「山派」と分けたりもしますが、「町派」もありだと思います。

オススメの花火大会

海でも山でもなく町で過ごす場合、夏の夜の楽しみといえば花火大会でしょう。
夏に行われる大規模な花火大会としては、長岡(新潟県)、大曲(秋田県)、諏訪湖(長野県)、長良川(岐阜県)、隅田川(東京都)などがよく知られています。
全国的な知名度ではトップクラスではないかもしれませんが、広島県で一、二を争う大規模な花火大会といえば、当社の地元・福山市で開かれる「あしだ川花火大会」。先月のブログでご紹介した「福山夏まつり」を締めくくる大イベントとなっています。

「ひろしま観光ナビ」福山夏まつり2019
https://www.hiroshima-kankou.com/event/11471

打ち上げられる花火は約16000発(2018年実績)。市内を流れる芦田川を舞台とした、長さ1400メートルの大型スターマインなど、他ではなかなか見られない壮大な花火が展開されます。毎年かなりの混雑となりますが、見る価値のあるイベントだと思います。広島県外の方にもぜひ来ていただきたい、自慢の花火大会なのです。

花火こぼれ話

あしだ川花火大会の長い長いスターマインもそうですが、最近の花火は演出にも趣向が凝らされています。音楽に合わせて花火が上がる、ミュージック花火やメロディー花火と呼ばれるものも各地で見られるようになってきました。コンピューター制御で花火と音や照明をシンクロさせているのだそうです。
大きな花火がドーンと上がるのも美しいですが、さまざまなタイプを組み合わせたり、色やリズムを生かしてエンターテイメント性を高めた花火も人気を集めています。花火も時代の好みに合わせて進化しているのですね。
ところで、日本では夏の風物詩となっている花火ですが、世界ではどうやらそうでもないようです。では、花火はいつのもの? お祭りの時に一緒に花火大会が行われることが多いようですが、これは季節を問いません。アメリカでは7月4日の独立記念日に花火が上げられることが多いですが、ニューヨークなどでは新年を祝う花火も有名です。
年越しの際に打ち上げ花火をする地域は多いようで、イギリスや北欧でも、むしろ冬のイメージが強いということです。緯度が高い地域では、夏は夜遅くまで明るいので、冬の方が良かったのかもしれませんね。
少しだけ涼しい夏の夜風を感じながら眺める日本の花火とは、ずいぶん違いますね。

お盆も大切に

さて、日本の夏に戻りましょう。
夏休みが自由に取れる会社も増えてきたとはいえ、やはり夏休み=お盆休みという方も多いのではないでしょうか。昔ほどではないですが、帰省ラッシュも毎年ニュースになりますね。お盆の時期は故郷で過ごす、田舎に親戚が集まる、という場面はまだまだ健在なようです。

お盆は、ご先祖様や亡くなった親族の魂を迎え、供養する行事です。仏教をベースとしていますが、古くからの民間信仰の影響もあるため、地域によってさまざまな習わしがあります。ナスの牛やキュウリの馬を作ったり、季節の果物や野菜をお供えしたり、なつかしい人たちを思い出しながら準備をするのもよいものですね。
お盆の入りに「迎え火」を焚くのは、あの世から戻ってくる人たちの目印とするため、お盆が終わるときの「送り火」は帰り道を照らすためだと言われています。盆提灯も同じように、戻ってくる人たちのための灯りです。都市部では省略することも多くなった習慣ですが、8月13日の夕方に、玄関先でほっそりとした煙が上がっているのを見ると、今年もお盆が来たのだな、と季節を感じます。
にぎやかなイベントも楽しみつつ、家族と過ごすお盆も大切にしたいですね。