1月も半ばとなれば、生活や仕事のリズムも落ち着いてきた頃でしょうか。
時間の流れは速く、2026年を迎えてからの短い期間にもさまざまな出来事がありました。
正月の気分も次第に遠のきつつありますが、新年のフレッシュな気持ちは、なるべく長く保っていきたいものです。
先が見えにくい今だから
2026年を取り巻く環境を見渡すと、世界情勢の不安定さや物価・為替の動き、技術革新のスピードなど、先行きを読み切るのが難しい要素が数多くあります。
衆議院の解散、総選挙も行われる見通しですし、その影響で株価や円相場も大きく動きそうな気配です。
こうした状況では、「何が起きるか」を正確に予測しようとするほど、不安が先に立ってしまいがちです。
変化への備えはもちろん必要ですが、外部環境に振り回されすぎず、落ち着いて過ごしたいものですね。
社会情勢が変わっていく中で、迷子にならないためには、自分たちがどの方向を向いて仕事を進めるのかを、あらためて意識することが大切なのではないでしょうか。
意識を向けて「福を招く」
日本には昔から「福を招く」という言葉があります。
特に年末年始や新年にかけては、「福」を意識することが多いかもしれません。
伝統的なおせち料理にはひとつひとつ幸せや繁栄への祈りが込められていますし、年末の福引き、初売りの福袋なども、幸せを呼び込むような明るいイメージのものです。
こうした縁起物は、単なる願掛けというよりも、「こうありたい」という姿を意識に刻むための仕組みだったように思います。
人は、強く意識していることほど目に入りやすくなり、知らず知らずのうちに行動にも影響が出ます。
「良い一年にしたい」「安定した仕事を続けたい」と思っていれば、その実現に近づく選択を自然と重ねていくものです。
近年よく言われる「目標を書き出す」「言葉にする」といった考え方も、本質的には同じことを指しているのでしょう。
「思えば叶う」という言葉は、やや抽象的に聞こえますが、意識を向けることで行動が変わり、結果として実現に近づく——そう考えれば、決して非現実的な話ではありません。
「福を招く」とは、幸運を待つことではなく、自分の意識の向きを定めることなのではないでしょうか。
日々の選択が、結果をつくる
仕事においても同様だと思われます。
どんな一年にしたいかを意識していれば、日々の小さな判断が少しずつ変わっていきます。
目の前の業務にどう向き合うか、どこまで丁寧に取り組むか、誰とどのように関わるか。
そうした積み重ねが、後から振り返ったときに「流れの良い一年だった」と感じられる結果につながるはず。
そう信じて、今年もこつこつと頑張っていきたいと思います。
AIの活用が広がり、効率化や自動化が進む一方で、人の判断や経験もこれまで以上に問われることになるでしょう。
技術の進歩はすばらしく、AIの精度も上がってきました。
人手不足の中にあって業務を効率的に進めていくためには、こうした新しい技術を取り入れていくことが必要不可欠です。
とはいえ、それをどのように使っていくかという点においては、やはり人間の判断力が欠かせませんし、便利な技術を誰もが安易に使えるようになればなるほど、関わる人間の力によって結果に差がついていきます。
「福を招く」ためには、便利さに頼りきるのではなく、考えるべきところでは立ち止まり、手を動かすべきところでは手を抜かないこと。
その姿勢を大切にしていきたいと考えています。
「福を招く」という言葉は、特別な行動を指すものではありません。
どんな一年にしたいのかを意識し、その実現に近づく選択を、日々重ねていくこと。
その積み重ねが、結果として良い流れを生み出していくのだと思います。
本年も、一つひとつの仕事に丁寧に向き合いながら、前向きに歩みを進めてまいります。
この一年が、皆さまにとって実りあるものとなりますよう、心より願っております。
