夏休みを楽しく

夏休みの予定はお決まりですか?

最近は働き方もさまざまで、夏休みの取り方も企業によってだいぶばらつきがあります。

夏場に繁忙期を迎える業種では、幅広い期間の中で交代で夏休みをとる、という場合もありますね。

都市部では特に、お盆に一斉休業することは減っているようですが、それでも多くの企業には夏休みの習慣があります。

夏はまとまった休日を取りやすいですね。

夏休みの悩み

21世紀に入ってから、夏の暑さは年々厳しくなっています。

せっかくの夏休みだというのに、あまりにも暑いと遊びに行くのにも勇気がいりますね。

小さなお子さんがいるご家庭からは、熱中症が怖くて遊園地や公園を避けているという声も聞かれます。

水分補給に気を配り、日傘や帽子、保冷剤などの暑さ対策グッズを駆使してのお出かけは、なかなか大変です。

ただ、幸いなことに、いまや大型施設はどこでも冷房完備です。

博物館や映画館、屋内スポーツ施設など快適に遊べる場所もいろいろあります。なんとか工夫して夏休みを楽しみたいものですね。

また、お盆を中心に夏休みをとる場合、もっとも困るのは混雑ではないでしょうか。

帰省ラッシュ、観光地の混雑、宿泊費の高騰、そもそもホテルの予約が取れないなど、これらは人が多すぎるために起きる悩みです。

この悩みは、時期をずらしたり、行き先を工夫したりすることでクリアできる場合があります。

有名な観光地に行かなくても、日本各地には地元の人しか知らない名所がたくさんありますし、さまざまな体験をすることができると思います。

いかに無理なくラクに夏休みを楽しめるか、計画を立てるのも楽しいものですよ。

インバウンドの増加

夏休みを楽しみにしているのは日本人だけではありません。

コロナ禍による行動規制が解かれて以降、インバウンド観光客が急増しています。

この夏も、海外からたくさんの人たちが日本でバカンスを過ごすことでしょう。

台湾や中国、韓国などのアジア圏からも、身近で手頃な海外として日本への旅行が好まれるようになってきました。

円安の影響は大きいです。

私たちにとっては高く感じられるホテルの料金も、海外から日本を訪れた人たちにとってはむしろ安いと思われているようです。

飲食費も高騰していますが、アメリカやオーストラリアなどと比べると半額以下だそうで、それでは日本に来たくなりますよね……。

ちなみに、海外観光客(特に欧米諸国からのお客さま)にとって日本の飲食店は「安くておいしい!だけど量が少ない?」ということが多いそうです。

混雑は悩ましいのですが、コロナ禍で打撃を受けた観光業界や飲食業界にとって、インバウンド需要が大きなチャンスとなっていることは間違いありません。

せっかく日本に興味をもって訪ねてきてくれる方々ですから、楽しく観光し、おいしい日本食を食べていただきましょう。

オーバーツーリズムを回避できれば、外国人観光客は、日本経済に良い影響を与えてくれる存在だと思います。

2024年の夏休みのトレンドは

コロナが5類に移行したばかりだった2023年の夏は、旅行に行く人が爆発的に増えました。

3年ぶりにのびのびと旅行ができるようになって、旅好きの人たちはいても立ってもいられない感じだったと思います。

大手旅行代理店の調査によれば、今年の夏休みに旅行に行く人は昨年よりもやや下回る予測だそうです。

旅行熱が一段落したということでしょうか。

海外旅行は微増ですが、国内旅行が減っていて、行き先も県内、隣県など、比較的近い地域を予定していると回答した人が多いとのことでした。

他のアンケート調査では、今年の夏休みの予定の第一位は「自宅で過ごす」第二位が「帰省する」でした。

出かけたい人ばかりではないことがわかります。

実家が遠方にあると帰省が旅行のようになってしまう場合もありますが、遊びに行くのとはちょっと意味合いが違いますね。

遠出をしないのは、物価上昇や猛暑の影響などもあるかもしれません。

しかし、皆さん好みのスタイルで夏休みを楽しんでいるとも言えそうです。

家でのんびり過ごすのも、ある意味ぜいたくな時間の使い方ですね。

リフレッシュ方法は人それぞれ

夏休みの楽しさは、なんといってもリフレッシュできることだと思います。

その方法は人それぞれです。

普段より長い貴重なお休みを生かして、旅行に出かける、趣味に没頭する、日頃会えない家族や親戚と過ごす、たっぷり眠る、子どもと思いっきり遊ぶ……幸せな時間の過ごし方は人の数だけあります。

暑さから身を守りつつ、どうぞ充実した夏休みをお過ごしください。

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