今年の夏も暑くなりそうですね。
梅雨の合間にも30度を超える日があったりして、近年の天候の変化の激しさには驚かされるばかりです。
これからの季節の生活必需品のひとつといえばエアコン(クーラー)です。
暑いときには冷房を
夏は涼しくて快適なはずだった北海道でさえ、最近はエアコンなしでは過ごせない地域が増えています。
オフィスだけでなく、家庭でもだいぶ冷房設備が普及してきたと聞きます。
それだけ、温暖化が進んできているのですね。
全国的に、公立の小中学校でもエアコンの設置が進められてきました。
文部省の調査では、2022年9月の時点で、全国の教室へのエアコン設置率は95.7%に上っているそうです。
福山市でも当初の計画を前倒しして2019年度に全小中学校の教室の空調が整えられました。
安全で快適な環境で、子どもたちが健やかに学べるのは喜ばしいことです。
ただ、全国的に見ても体育館の冷房設置率はまだ低いのが現状です。
この先、夏の屋外での運動はますます危険になると考えられますので、体育館のエアコンも当たり前のことになってほしいものです。
ご家庭でも、暑いときには我慢せずにエアコンを使いましょう。
特に、小さなお子さんや高齢者がいる場合は迷わずエアコンです。
特に、お年寄りは暑さを感じにくかったり、いまだに冷房が体に悪いと思っていたりで、なかなかエアコンのスイッチを入れないことがあります。
場合によっては命にかかわるので、身近に高齢者の方がいらっしゃったら、ぜひ気を配ってあげてください。
冷房のスイッチを入れる前に
「エアコンをもっと使いたいけど電気代が……」という声も聞きます。
物価がどんどん上がる中、電気代は確かに痛い出費ですね。
少しでも電気代を節約するためには、エアコンをこまめに掃除しましょう。
ホコリがたまると冷房効率が悪くなり、余計に電気代がかかってしまうのです。
もちろん、衛生面でもエアコンのクリーニングはとても大切。
エアコン内部は湿り気を帯びやすいため、そこにホコリが加わるとカビの原因となります。
久しぶりにエアコンをつけたら変な臭いがした、という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
エアコン内部が汚れていると、臭いだけでなく、アレルギー物質を拡散してしまう場合があります。
言うまでもなく、汚れた空気は呼吸器によくありません。
冷房のスイッチを入れる前には、まずエアコンのお掃除です。
クリーニングすることで電気代を下げられて、しかも健康的に過ごせるならうれしいですね。
政府広報「節電をして電気代を節約しよう」
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202208/1.html#secondSection
エアコンクリーニングは簡単
エアコンのお掃除をするとき、まず最初にするのは「コンセントからプラグを抜くこと」です。
電源につながったままだと、掃除の際に感電の危険がありますので、忘れないようにプラグを抜きましょう。
自分でできるのは、主に吹き出し口とフィルターのお掃除です。
使用頻度にもよりますが、2週間に1回をめどに行うと安心です。
たいていの家庭用エアコンでは、フィルターは比較的簡単に外して掃除ができる構造になっています。
ホコリを掃除機で吸い取った後、ブラシなどを使って中性洗剤で洗い、乾かしましょう。
エアコンの外側や吹き出し口、そしてフィルターを外した内部は、ホコリを取り、水拭きしたらしっかり乾かします。
このとき、内部部品まで外したりするのは禁物。
手が届く部分だけでOKです。
それほど難しい作業ではありませんので、ぜひチャレンジしてみてください。
分解掃除はプロにお任せ
もっと本格的にきれいにしたい場合は、専門業者に頼みましょう。
エアコンは精密な電化製品ですから、自分で分解するのは危険です。
暑い時期にはエアコン業者さんは大忙しになりますので、エアコンクリーニングは早めに計画を立てるのがおすすめです。
どんなものでもそうですが、十分にメンテナンスをしておくと機器が長持ちするというメリットもあります。
専門業者によるクリーニングは一見高いように感じられても、空気がきれいなほうが健康には良いですし、機械の寿命も延びるとなれば、その価値はあると言えそうです。
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日本の夏の暑さに、エアコンなしで対抗するのはもう無理です。
無駄なくエアコンを使って、どうぞご無事でお過ごしください。