大変だった一年に灯りをともそう
sunnygraphics早いもので、もう師走。
オリンピックイヤーだったはずの２０２０年は、思いもよらない年になってしまいました。
今年の初めから急激に広がった新型コロナウイルスは、落ち着いたかと思えば第二波、第三波と盛り返し、いまだに緊張がとけません。
未知の社会で
新型コロナウイルスの流行は経済にも大きな影響を及ぼしました。
感染拡大防止のために人の動きが止まり、旅行業や観光業、飲食業やホテル業などは特に大きな打撃を受けています。
せっかくGO TOキャンペーンで少し盛り上がったところにまた感染が広がってしまいました。目に見えないウイルスとの戦いは一筋縄ではいきません。
厳しい環境の中、飲食店ではテイクアウトやお弁当に力を入れたり、旅行代理店ではバーチャルツアーを企画したり、さまざまな工夫を重ねて皆さん頑張っていらっしゃいます。
三密を避ける、マスクをするなどの新しい習慣を取り入れながら、新しい形態のモノやサービスも次々に生まれています。
今は混乱の時期ですが、きっと私たちは立ち直り、もっと良い世界を作っていけると信じたいです。
株価とワクチン
町中で試行錯誤が続いている一方で、株式市場は活発です。
株価は新型コロナウイルスが広がりはじめた２月から３月にかけて大幅に下落しましたが、その後は徐々に持ちなおし、１１月２６日には日経平均株価が約２９年半ぶりに高値を更新するという活況となりました。
秋以降はワクチン開発の進捗が報じられるたびに期待が高まり、白熱したアメリカ大統領選挙の後にも上がり、日本だけでなく米国の株式市場でも高値を更新しています。
新型コロナウイルスのワクチンは、過去に例を見ないスピードで開発が進んでいるようです。これまでの地道な研究があってのことだとは思いますが、危機に直面したときの人間の底力のようなものも感じます。
世界中の人が安心して暮らせるように、ワクチン開発の成功と一日も早い普及を願わずにはいられません。
何でもオンラインで
ＡがダメならＢでいこう、という柔軟なチャレンジが今の世界を支えているように思われます。
たとえば今年の春、外出自粛の中で大学の授業は急激にオンライン化されました。教える側も教えられる側も不慣れで、機器の準備も大変だったと思いますが、９０％を超える大学で非対面の授業を実現したということです。他の先進諸国に比べるとＩＴ教育が遅れ気味とはいえ、ここまでできるんですね。
ＺＯＯＭでの会議は当たり前になってきましたし、今や結婚披露宴やお葬式などの冠婚葬祭にまでオンラインサービスが広がってきました。
ＣＡＤや設計、システム開発の分野もオンラインとの相性は良いので、オフショア開発が増えつつあります。
新型コロナウイルスの流行は不幸なことではありましたが、インターネットが普及する前だったら…と思うともっと恐ろしく感じます。
直接会えないかわりに画面を通して交流したり、人手不足を世界から補ったり、可能性が広がった部分もあるようです。
うちで過ごそう
春の外出自粛期間を機にテレワークも急速に普及しました。
まず、通勤時間がないのがとても快適という声をよく聞きます。テレワークでは気持ちの切り替えが難しい、運動不足になるなどの難点もありますが、その分、ご家族で過ごす時間が増えたという方も多いのではないでしょうか。
クリスマスやお正月など、イベントの多い時期ですから、家庭内で楽しく過ごせたらいいですね。
気分を盛り上げるイルミネーション
イベントシーズンをおうちで過ごすなら、飾り付けなども楽しんでみるとよいかもしれません。
クリスマスツリーだけでなく、最近ではクリスマスリースやガーランドなども人気のようです。
また、日が短い冬は、イルミネーションが映える季節です。
最近はご自宅でイルミネーションを楽しむ方も増えてきましたね！窓から庭を眺めたとき、庭木に美しい灯りがともっていたら幸せな気分になるでしょう。
住宅密集地ではご近所に気をつかいながらになりますが、ホームセンターや通販などで小さく手軽なライトもたくさん売られていますので、工夫次第で楽しめそうです。ＬＥＤライトやソーラータイプなど、電気代があまりかからない省エネ商品が増えているのも最近の傾向です。商業施設などのイルミネーションも、屋外なので人との距離など気を付ければ安全に楽しむことができます。
せっかくなので、ここで地元のイルミネーション自慢を。
ＪＲ福山駅前広場（南口）周辺では、今年もイルミネーションイベント「ルクシアタふくやま」が１２月１日から１月３１日まで２ヶ月間にわたって開催されます。
飲食を伴うイベントはありませんが、「ばらのまち 福山」にふさわしく、ローズマインドをテーマとした美しいイルミネーションが設置されます。
ルクシアタ
マスクをして、寒くない服装で、ぜひ訪ねてみてください。
最前線で奮闘する医療関係者に感謝し、新型コロナウイルスの終息を願うイベントとなっています。
