元日は一年最初の祝日です。
新たな年の始まりを祝う、特別な日ですね!
子どもの頃はお年玉が何よりの楽しみでしたが、大人になった今は、貴重な休日というだけでうれしかったりします。
さて、1月には元日の他にもたくさんの特別な日があります。
成人おめでとうございます
元日の次に迎える祝日が「成人の日」です。
成人の日は1999年までは1月15日でした。1月の第2月曜日に変更となってからすでに20年以上が経過し、1年の最初のハッピーマンデーとして定着してきたようです。
「国民の祝日に関する法律」によれば、成人の日とは「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝いはげます。」日とされています。
成人式は、気候や風習によっては別の季節に行う地方もありますが、西日本では成人の日と結びつけて開催する自治体が多いようですね。
お正月休みに続く時期なので、帰省している同級生と再会したり、晴れやかで楽しい日だと思います。
ちなみに、2021年の福山市の成人式は成人の日の前日(日曜日)に予定されていますが、新型コロナウイルス感染症対策として、二会場での分散開催だそうです。全国各地で、新成人の皆様を祝い励ます行事が無事に行われることを願っています。今年はあまりおしゃべりもできないかもしれませんが、旧交を温める機会にもなればよいですね!
あらためて、新成人を迎えられる皆様、おめでとうございます。
福山市役所「成人式のご案内」
https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/equal/204612.html
1月の記念日
祝日に次ぐ特別な日としては、国や国の機関が定めた記念日というのもあります。
これらの記念日はめでたい起源のものばかりではないのですが、より良い未来を願うという点では祝日に通じるかもしれません。過去のできごとを記憶し、教訓として生かすために制定されているのですね。
1月17日は「防災とボランティアの日」。
1995年に阪神・淡路大震災が発生した日です。その前後、1月15日から1月21日までは「防災とボランティア週間」とされています。
阪神・淡路大震災では6,400名を超える方々が亡くなり、建物やライフラインなどにも甚大な被害が出ました。
想像を絶するような辛い大災害でしたが、たくさんのボランティアによる支援が行われ、互いに助け合うことの大切さが広く知られるようになったのもこの時でした。
防災とボランティアの日は、防災に努め、助け合っていこうという日です。
また、1月26日は「文化財防火デー」です。
こちらは1955年と比較的古い時期に制定された記念日ですが、そのきっかけは法隆寺の火災でした。
1949年1月26日、法隆寺の金堂が火事になり、貴重な壁画が焼損してしまうという悲しい出来事がありましたが、そこから重要な文化財を事故や災害から守ろうという機運が生まれたということです。
現在では、歴史的な建造物などにも防火設備が整備されています。
上記のほか、1月10日「110番の日」と1月18日「118番の日」も国の機関によって定められた記念日です。
内閣府「防災とボランティアの日」及び「防災とボランティア週間」について
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/volunteer/detail_kakugi.html
文化庁「文化財防火デー」
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/hogofukyu/boka_day.html
毎日が記念日?
実は、それ以外の日にも記念日はたくさんあります。
公的なものでない記念日は、特に登録する必要もなく、いつ誰が決めてもよいのだそうです。
最近では、宣伝効果や知名度アップを狙って企業や自治体などもこぞって記念日を制定しています。
出来事にちなんだものもあれば、おもしろい語呂合わせで、こうきたか!と感心するようなものもありますね。
個人的な記念日も大切なものです。もっとも身近な記念日はお誕生日でしょう。
結婚記念日や創立記念日、さらには命日なども記念日といえます。
創立記念日、開校記念日などには、お祝いの式典を行う企業や学校も多いですね。
こうして考えると、1年365日のすべてが、どこかで誰かの記念日になっていることになります。
どんな日も特別な日であり、大切な日です。
2021年を素晴らしい一日の積み重ねとなるよう、大切な毎日を送りたいものですね!
参考:総務省統計局 なるほど統計学園「今日は何の日?」