2021年は、新型コロナウイルス第3波のさなかに幕を開けました。
それから第4波、デルタ株による第5波に見舞われましたが、一方ではワクチン接種が始まり、東京2020オリンピック・パラリンピックが開催され、首相交代、衆議院議員総選挙が行われ……こうして書き出してみると、実にめまぐるしい一年でしたね。
オミクロン株や第6波は気になるものの、年末を迎えた今では各種イベントやちょっとした飲み会もできるようになり、街はだいぶ明るくなってきたように感じます。
大きく違う、去年と今年
昨年に引き続き、2021年も歴史に残るような大変な年だったことは間違いありません。
日本での新型コロナウイルス累計感染者数は人口100万人あたりに換算すると13,656.5人だそうです(12月5日現在)。
100人のうち1.3人ですから、特に都市部では身近な誰かが、あるいはご自身が感染してしまった、という方も多いのではないでしょうか。
これでも世界の中では低い数値だということですが、辛いことです。
ただ、このウイルスとのつきあい方が少しずつわかってきた分、昨年よりは生活の自由度が上がったように感じます。
マスクや消毒液はどこでも手に入るようになりましたし、なによりワクチンが普及してきたことは心強いですね。
あとは有効な治療薬が登場してくれたら、新型コロナウイルスもインフルエンザのような位置づけになっていくのかもしれません。
明るい兆しがあちこちに
安全対策を模索してきた音楽イベント、スポーツイベントなどは、人数制限や応援方法の制限をしながらではありますが、観客を入れて開催されるようになってきました。
子どもたちの学校生活は以前と少し違った形を取りながら、ほとんど休校せずに継続されていて、先生方や保護者の方々のご苦労が忍ばれます。
飲食店、特にお酒を出すお店ではまだお客が戻りきっていないとも聞きますが、これからの時期は忘年会や新年会で賑わうようになるのではないでしょうか。
観光業も地元から国内へと少しずつ回復していくことでしょう。
オミクロン株の広がりにより海外にはまだ行きづらいですが、国内ならかなり安全になってきています。
みんな楽しいことを待ちわびていますから、きっかけさえあれば旅行にも出かける人は増えるはずです。
厳しい一年でしたし、まだ気が抜けないことは確かですが、それでも秋以降は少しずつ安心感が増し、光が見えてきたように思います。
人との交流が少しずつ復活してきたのがうれしくてなりません。
【参考】
札幌医科大学医学部 附属フロンティア医学研究所 ゲノム医科学部門
「人口あたりの新型コロナウイルス感染者数の推移【世界・国別】」
https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/index.html?s=y&f=y&n=j&c=1&p=1
お会いできる喜び
さて、当社でも昨年はWEB会議ばかりでしたが、ありがたいことに今年は全国各地のお客様を訪ねる機会が増えました。
マスク越しであっても、直接お話しできることの良さを改めて感じています。
実際にお会いして打ち合わせをすると、画面だけでは伝わりにくい細部までご相談できるのが良いですね。
また、実際にその土地を歩いて体感できたことも貴重でした。
地方であれ都市部であれ、お土地柄を知ることは、少なからず仕事をスムーズにしてくれるものだと考えています。
地元も好きですが、全国には良い場所がたくさんあり、毎回新鮮な気持ちで出張の時間を過ごさせていただいています。
WEB会議のメリットも
一方で、だいぶ慣れてきたWEB会議の良いところも活かしていきたいと考えています。
WEB会議は感染防止につながるだけでなく、時間の面でのメリットも大きいと思います。
移動時間が不要ですし、終了時間もきっちりと決めることが多いため、集中して話が進みます。
そのための準備も工夫するようになりました。
昨年はほとんどがWEB会議でしたが、今年は出かけることが多くなりました。
その結果、どうも時間が足りなくなってしまい、忙しさに追われていた気がします。
久しぶりの出張が続いたため、勘が戻ってないせいだと思うのですが…。
来年は対面とオンラインとのバランスを取りつつ、もう少しうまく時間を使えるようにしたいものです。
今年一年の感謝を込めて
今年もおかげさまでたくさんの出会いがあり、さまざまなお仕事に関わらせていただきました。
設立して2年、歩き出したばかりの会社で至らぬ点も多かったと思いますが、お客様に支えられ、無事に2021年を乗り越えることができました。
ご用命くださった全国各地のお客様に、心より感謝いたします。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。