花粉症対策はお早めに

2月も後半に入り、そろそろ春の気配を感じるようになってきました。

梅が香り、まさに華やいでくる季節です。

しかし、春の訪れとともにやってくるのは花だけではありません。

スギやヒノキなどの花粉も迫ってきています。

花粉症持ちの方にとっては、これからの季節はまさに試練の時。

症状が本格化する前に、できる準備をしておきたいですね。

今年の花粉の状況は?

残念ながら、2025年は、ごく一部の地域を除いて前年よりも花粉の飛散量が多いとの予報です。

花粉飛散予測はさまざまな事業者から提供されています。

気象庁のサイトには、そうした事業者の情報をまとめたページがありますので、ご自身の地域の情報を確認してみましょう。

気象庁「花粉飛散予測について」
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kurashi/kafun.html

また、花粉症アプリもいろいろありますので、使いやすいものを見つけられるとよいですね。

「明日は花粉が非常に多い」という予報を見るとげんなりしてしまいますが、わかっていれば対策を立てやすいものです。

外出時間を調整したり、薬を飲んだり、できることはいろいろあります。

屋外での花粉症対策

外出するときは、花粉をできるだけ防ぐ工夫をしましょう。

まずは目、鼻、口をガードすること。

マスクとメガネが役に立ちます。

マスクの素材は不織布で、鼻と頬にフィットするものを選ぶと効果が高まります。

花粉対策メガネはフレームの周囲にフードがついていて、目への花粉侵入を防いでくれます。

初期の花粉症メガネはまるでゴーグルのようでしたが、最近では普通のメガネとあまり変わらないものも増えてきました。

簡単なものであれば、100均でも売られています。

衣類選びにも注意したいものです。

ウールなどの花粉が付きやすい素材は避け、ポリエステルなどツルツルした素材の服を選ぶとよいでしょう。

衣服に花粉が付着すると、屋内でもくしゃみがとまらないという事態を招きますので、花粉症がひどい人にとってはかなり大事なポイントです。

花粉症対策用のスプリングコートなどもありますね。

家の中での花粉症対策

花粉は非常に小さいので、何も対策をしなければ室内にも容赦なく舞い込んできます。

ツルツル素材の衣類でも、家に入る前にはパッパッと払って、花粉をなるべく持ち込まないようにしましょう。

帰宅後すぐに着替えて洗濯までしてしまうと完璧です。

空気清浄機のフィルター掃除・交換はこまめに行い、花粉をしっかりキャッチ。

フィルターのメンテナンスはとても大事です。

カーテンや布団など、花粉が付着しやすい布製品は、早めに洗って清潔を保ちましょう。

洗濯物は外干しを避け、浴室乾燥や乾燥機の活用で乗り切るのが吉です。

いくら花粉の季節でもお部屋の換気はしたいもの。

窓を全開にせず、レースカーテン越しに換気をすると、花粉の侵入を抑えられるとされています。

体調管理を万全に

花粉症の症状には、体の免疫バランスが影響します。

万全な体調で春を迎えましょう。

体の中から花粉症対策をする方法もいろいろあります。

規則正しい生活はやはり健康の基本です。

疲れや寝不足はアレルギー症状を悪化させる要因のひとつになりますので、睡眠をしっかりとりたいですね。

栄養バランスの良い食事を摂り、腸内環境を整えることも良いとされています。

花粉症との関連はまだ明確に証明されてはいませんが、ヨーグルトや納豆など、腸に良い発酵食品を意識的に摂って対策している人も多いようです。

花粉症対策サプリもいろいろ出ているので、体質に合えばラッキーです。

甜茶や乳酸菌サプリなどを試してみるのもよいかもしれません。

早めに薬を準備する

薬は頼りになります。

できれば症状が出てからではなく、事前に対策を始めることが大切です。

市販の抗アレルギー薬は、眠くなりにくいタイプのものを選ぶと日中の仕事にも影響が少ないでしょう。

薬局で薬剤師さんに相談すれば、たくさんある市販薬の中から症状に合うものをピックアップしてもらうことができます。

それでも改善しない場合は、耳鼻科や眼科、アレルギー科を受診して、病院で処方薬を出してもらうのが一番です。

お薬手帳に記録しておけば、次回の受診では激混みの耳鼻科を避けてかかりつけの内科医にアレルギー薬を処方してもらうことも可能です。

花粉の季節が本格化する前に、できる対策をしておくことで症状を軽減できます。

「なんとかなる」と油断していると、ある日突然くしゃみ地獄が始まることがあるのが花粉症の怖さです。

今は症状がない方も、花粉を持ち込まない対策くらいはしておくとよいかもしれません。

早めの準備で、快適な春を迎えましょう。

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