1月から3月は受験シーズンですね。
特に2月はそのピークで、中学、高校、大学とさまざまな学校で入学試験が行われます。
広島県でも県立高校の入試は2月です。
受験生本人、そして身近に受験生がいる方は気が気ではない時期だと思います。
変わっていく受験
最近の受験は大きく様変わりしています。
オンライン出願が一般的になりましたし、合格発表もインターネットで照会できるため、現地に見に行ったり郵便を待ったりしなくてもよくなりました。
デジタル化はこんなところでも進んでいるのですね。
現在の大学受験の形式は一般入試、推薦入試、AO入試(総合型選抜)の3つが主流です。
また、一口に推薦入試といっても指定校推薦、公募型推薦、特別推薦などがあり、多様化しています。
学校や学部ごとに情報収集して準備を進める必要がありますが、これもインターネットで調べることができますので、早めにチェックしておきましょう。
中学、高校の受験にも変化が見られます。
子供の数が減っていることもあり、特に私立学校では生徒を集める工夫をしています。
男子校、女子校は全国的に減少し、共学化が進んできましたし、これまで高等学校だけだったところに中学校を併設する例もあります。
早い時期にできるだけ多くの生徒を確保したいという学校法人の意向と、受験の負担を減らしたいという生徒側のニーズが一致し、中高一貫校は人気です。
公立の中高一貫校も増加傾向にありますね。
なお、中高一貫校であっても、高校入学時に追加募集を行う学校もあります。
令和の受験に親世代の常識は通用しません。
学校の進学指導や塾、予備校の情報を活用するのが一番です。
受験直前に気をつけること
受験のかたちは時代によって変化していますが、それでも子どもたちにとっての試練であることは変わりません。
これまでに勉強してきた成果をフルに発揮できたらいいですね。
本番前のラストスパートとしては、過去問の演習や苦手分野の復習などが効果的と言われています。
志望校の過去問を解く際には、時間配分を意識すると。
シミュレーションしておくと、本番のときに落ち着いて解答することができます。
そして、なんといっても大切なのは体調管理です。
インフルエンザやコロナなどを避けるために、人混みではマスクを忘れず、手洗い、うがいも丁寧に。家族も一緒に感染予防に努める必要があります。
また、ついつい夜中まで勉強したくなる時期ですが、睡眠も十分にとりましょう。
試験の前日には、まずリラックスすること。
勉強の合間にお気に入りの音楽を聴いたり、好きなドリンクやお菓子を楽しむのもいいでしょう。
そして、受験票や筆記具などの持ち物をきちんと揃えておくことです。
寒さ対策として、手を暖めるカイロなども用意しておくと安心です。
受験会場が行き慣れない場所だった場合には、交通機関や経路も再確認しておきましょう。
そして、いよいよ当日。なるべく余裕を持って起床し、食べやすい朝食を摂り、深呼吸してから試験会場へ向かいましょう。
どうしても緊張してしまう人は、無理にリラックスしようとせず、これくらいが力を出せるんだ、といっそ開き直ってみるのもよいようです。
最後まであきらめずに
受験生の皆さん、そしてご家族や先生方、より良い結果が出ますよう願っています。
模試の判定がぎりぎりでも、当日の試験がうまくいって合格するケースも多々あります。
どうか最後まであきらめずに挑んでください。
そして、ここまでがんばってきた経験はきっと将来にも生きてくるはずです。
この先、たとえ最初の希望と違う道に進むことがあったとしても、努力は無駄にはなりません。
大人になっても資格試験や昇進試験などはありますし、新しいことに挑戦する局面は出てきます。
受験は人生の一つの通過点。
若い人たちは、これまでのがんばりを誇りに思い、自信を持って前に進んでいってほしいと思います。
そして受験が終わったら、しっかりと自分を労わることも忘れずに。
ここから始まる新しいステージに向けて、前向きな気持ちで進んでいきましょう!
がんばる受験生の皆さんに心からのエールを送ります。