忘年会の予約はお済みですか?
忘年会は、日本の年末に欠かせない大切なイベントの一つとなっています。
友達同士や家族などで一年の締めくくりとして開く場合もありますが、職場の集まりとして行われることが多いですね。
職場の仲間や取引先との親睦を深める機会として位置づけられ、楽しい雰囲気の中で仕事の疲れを忘れ、新しい年を迎えるための意気込みを高めるもの。
普段の飲み会とはちょっと趣が異なる特別な会です。
今年はついに新型コロナが5類に移行し、うれしいことにのびのびと宴会ができるようになりましたね。
日本以外にも忘年会はある?
忘年会は、日本だけでなく他のアジア諸国でも行われています。
韓国では年を「忘れる」のではなく、年を「送る」として送年会と呼ぶことが多いそうです。
台湾では尾牙、中国では年会が忘年会にあたる年末行事です。
ただ、中国などでは旧暦で新年を祝うことから、忘年会も12月ではなく1月に開かれます。
中国では飲食の他に豪華景品を揃えた抽選会などもセットにして派手に忘年会を行う習慣があるそうです。
また、ベトナムでは職場ではなく家族で集まるのが一般的とのことで、一口に忘年会と言っても地域によってさまざまな特徴があります。
それでも、一年を振り返ったり、良い新年を願ったり、という思いは万国共通なのではないでしょうか。
ちなみに、ヨーロッパやアメリカなどでも年末にはよくパーティーが開かれます。
ただ、キリスト教徒が多い地域では、たいていはクリスマスパーティーです。
これは宗教的行事ですから、日本の忘年会とはちょっと意味が異なります。
日本の忘年会の歴史
年末に一年を振り返って酒宴を開く習慣は、古くは平安時代からあったようです。
今のように職場で行う日本の忘年会は、明治期から盛んになり、戦後の経済成長と共に一般化したと言われています。
当時、サラリーマンが増えたことにより企業内の結束や労働者の士気向上が重要になってきたということでしょう。
年末に社員が一堂に会し、上司も部下も無礼講で忘年会、という慣習が定着していました。
コロナ禍により、このような忘年会はいったんリセットされたような形となりましたが、今年は再び忘年会が花盛りとなりそうです。
ただ、その形式はかなり多様になっていると思われます。
最近の忘年会の傾向
みんなでお酒を飲んでおいしいものをたべて、というのが忘年会の主流ですが、近年ではさまざまなエンターテイメントや趣向を取り入れる傾向にあります。
アクティビティやゲーム、アトラクションを取り入れたり、テーマパーティーを行ったりすることも一般的となってきています。
健康志向の高まりから、必ずしもお酒を伴わず、アルコール以外のドリンクやヘルシーな料理が提供されることも増えてきています(忘年会くらい、のびのび飲食してもよいのでは、という気もしますが…)。
会場も居酒屋や料亭、レストラン、バー、ホテルやパーティースペースなど多様です。
変わったところではボウリング場、カラオケルーム、ゲームセンターなど、アクティビティを楽しみながら食事や飲み物を楽しめる場所も人気があります。
ユニークな忘年会プラン
伝統的な忘年会の枠を超えたユニークなプランも登場しています。
例えば、チャリティーイベントと組み合わせや、ボランティア活動を行うことで、社員の結束力を高めつつ社会への貢献も果たすという取り組みもあります。
さらに、リモートワークの普及に伴い、バーチャル忘年会やオンラインゲーム大会などの新しいスタイルも見られるようになってきました。
えっ、これが忘年会なの?とびっくりしますが、どんな形であれ、その会の参加者が楽しめるものならありなのでしょう。
予約を忘れずに!
形式は多様化したといっても、忘年会の開催時期だけはあまり変わりません。
業種や各職場・組織の事情によって11月下旬に行う場合もないわけではないですが、やはり年末らしい気分が高まるのは12月です。
特に、12月の第3週から第4週が忘年会開催のピークとなります。
人気の会場は早めにおさえておきたいですね。
ちなみに弊社では今年、リゾート施設のレストランを予約しました。
12月が楽しみです。
今年も残り約2ヶ月、年末までしっかり働いて、楽しく忘年会を迎えたいと思います。