冬はお風呂でリラックス

紅葉もこれから見頃で、気分としてはまだ秋なのですが、朝夕はだいぶ冷えるようになってきました。

11月6、7日頃にはもう立冬を迎えます。

しかし、11月の初旬には、気持ちだけでなく体もまだ寒さに慣れていません。

新型コロナウイルスもまだ収まらない中、例年以上に風邪などひきたくないですね!

そんな時、強い味方のひとつが「お風呂」です。

どこの家にもあるリラックスルーム

気温が下がってくるとお風呂にゆっくりつかりたくなります。

日本の住宅の浴室保有率はおそらく世界一!

今や、浴室のない家を探す方が難しいでしょう。

水が豊富で、温泉なども多い気候風土のせいか、日本では昔から入浴の習慣が盛んです。

欧米人では週1回以上お風呂に入る人が3割以下なのに対し、日本人は平均して週5回以上は湯船につかっているというデータもあるそうです。

ひとり暮らしの若者などはシャワーだけで済ませる場合も多いと言いますが、それでもお風呂が嫌いという人は少ないのではないでしょうか。

体を清潔に保つだけでなく、リラックスできるのが良いですね。

参考:科学技術情報発信・流通総合システムより「日本人の入浴習慣と節水の関係性について」

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssd/60/0/60_96/_pdf

たまには大きなお風呂でゆったり

昭和の時代には、風呂無しのアパートなども残っていましたが、ワンルームマンションやユニットバスの普及により、単身者向けの住まいでもお風呂があるのが普通になりました。

その分、銭湯はどんどん減ってきました。

厚生労働省の統計によれば、2014年度に4293件だったのが2018年度には3535件と、5年間で2割近くも廃業しています。

通う人が少なくなったことに加え、経営者の高齢化や後継者不足、重労働など、なかなか経営が難しいという背景もあるようです。

一方では、サウナを併設したり、コミュニティの場を提供したり、新たな道を歩んでいる銭湯もあります。

今の時代、家の近くに銭湯があったらラッキーかもしれません。

大きなお風呂で温まって、”上がったら瓶入り牛乳を飲む”なんていうレトロな(?)体験も楽しいのではないでしょうか。ぜひ、手は腰に当てましょう。

参考:厚生労働省 平成30年度 衛生行政報告例の概要「3 生活衛生関係」

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei_houkoku/18/dl/kekka3.pdf

実は、福山市は県内でもかなり公衆浴場の多い地域です。

昔懐かしい「だいご湯」さんや、イベントなども行っている「銭湯遊湯」さん、映画館などの総合レジャー施設に併設された「コロナの湯」さんなど、特徴的な入浴施設が沢山あります。

そして、瀬戸内海国立公園の中にある仙酔島には江戸時代の蒸し風呂を再現した「江戸風呂」という施設もなかなか珍しいものだと思います。

ちょっと話がそれますが、この仙酔島は自然豊かな美しい島で、国民宿舎やキャンプ場など遊べるところもたくさんある観光地です。

無人島ですが、鞆の浦から船で5分と行き易いところですから、機会がありましたらぜひ足を運んでみてください。

NAVITIME 広島県福山市の銭湯/入浴施設

https://www.navitime.co.jp/category/0606/34207/

福島市 ふくやま観光・魅力サイト「仙酔島(せんすいじま)」

http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/sights-spots/94918.html

リラックス+αのお風呂

また、最近ではさまざまな設備を備えたスーパー銭湯も人気ですね!

サウナや岩盤浴、露天風呂、湯上がりには食事ができるような施設もあります。

こうなると、リラックスするだけでなくレジャーにもなってきます。

スポーツジムのジャグジー(ジェットバス)が楽しみで通っている、という人もいたりします。

温泉に行くよりも手軽で、お家よりも楽しい大きなお風呂、お住まいの町にもあるかもしれませんよ!

リラックス効果を高める入浴法

平日であれば特に、お風呂に入るのは夜が多いと思います。

疲れて寝る前のお風呂は、やっぱり家がいいかもしれませんね。

リラックスするためには、ぬるめのお湯に10分ほど、おなかから下だけつかる半身浴がベストです。

血行が良くなり、副交感神経が刺激され、心身ともにゆったりとゆるめることができます。

熱すぎるお風呂は交感神経を刺激してしまい、興奮を高めるので、特に寝る前などは避けた方がよさそうですね。

また、好みの入浴剤を使うのもおすすめです。

さまざまな入浴剤が売られていますから、お気に入りのものを何種類か揃えておいて、その日の気分によって使い分けるのも楽しいものです。

家にいながら温泉気分を味わうこともできますね。

お風呂で疲れを取って、新型コロナウイルスやインフルエンザにかからないよう、元気に過ごしましょう!

参考:日本医師会 健康の森「健康になる! 入浴の効用」

https://www.med.or.jp/forest/health/live/04.html