外出自粛が続き、2020年には新たに犬や猫を飼い始めた人が前年より約15%も増えたということです。
かわいい姿に癒やされたり、一緒に遊んだり散歩をしたり、ペットはとても魅力的です。
ただ、動物は命あるものですから、飼うためには準備と覚悟が必要です。
最後まで(場合によっては20年以上もの間)責任を持って飼えるという自信がない場合には、別の方法で動物に癒やしてもらうほうが良さそうです。
こんな時こそ動物園
自分では飼えない動物に会える場所といえば、なんといっても動物園でしょう!
屋外施設が多いのでウイルス感染の危険度も低いと思われますし、あちこち歩き回るので良い運動にもなります。
子ども向けと思われがちですが、大人だって楽しめるのが動物園です。
ただし、緊急事態宣言が発令された地域では、動物園も臨時休園となってしまいました。
それでも「こんな時こそ動物園」です。
いまや動物園は、おうちにいても楽しめるサービスを提供してくれています。
進化する動物園の動画配信
YouTubeやTikTokのような動画サービス、TwitterなどのSNSでは、たびたび動物たちの映像がバズります。
ペットの猫や犬のおもしろいシーンや表情をとらえたものが多く、これはこれで楽しいものです。
しかし、動物園が提供している動画には、それらとはまた違った魅力があります。
さまざまな動物たちの生態をわかりやすく紹介したり、飼育員さんだけが知っている動物たちの素顔を思わぬ角度から見せてくれたりします。
動物園に行っても見られない姿も多いので、とても貴重です。
上野動物園で産まれたパンダのシャンシャンは、新型コロナウイルスの影響で中国への返還が1年延びました。
休園により見学はできなくなっていますが、東京ズーネットのYouTube動画は頻繁に更新され、器用に竹を割ってかじっている姿や、ごろごろ遊んでいる姿などを楽しむことができます。
せっかくパンダ舎にたどりついたのに、ずっと寝てた…ということはないので安心です。
また、ユニークな取り組みで知られる旭川市旭山動物園のYouTubeチャンネルでは、飼育員さんによる解説付きの動画もたくさん公開されていて、動物たちを身近に感じることができます。
東京ズーネットYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/c/TokyoZooNetChannel
旭川市旭山動物園(Asahiyamazoo)
https://www.youtube.com/channel/UCMNKHK7MyNoWZlGhuej1SPw
福山市立動物園だけの希少動物も!
さて、当社の地元にも、福山市立動物園があります。
お近くの方なら、幼稚園や小学校の遠足で行ったことがあるかもしれませんね。
小規模な動物園ではありますが、福山市立動物園には、国内ではここだけで飼育されている希少な動物がいます。
それは「ボルネオゾウ」。なまえは「ふくちゃん」、23歳になるメスのゾウです。
ボルネオゾウはアジアゾウの一種で、世界最小のゾウだそうです。
ふくちゃんは22001年(推定3歳)から福山市立動物園で飼育されていますが、2016年に結核を発症してしまいました。
懸命な治療が行われて命の危機を脱し、今も人気者です。
福島市立動物園によるふくちゃんの治療や環境改善の取り組みは、2017年に市民ZOOネットワークの「エンリッチメント大賞2017」を受賞しています。
緊急事態宣言により福山市立動物園も休園しましたが、このふくちゃんをはじめ、動物たちの表情豊かな様子は、YouTubeやFacebookでずっと配信されています。
ふくちゃんはタイヤや消防ホース製の遊具で遊んだり、宝探しのように隠された餌を探したりと、愛嬌たっぷりです。
見ているだけで幸せな気分になれますよ。
福山市立動物園
http://www.fukuyamazoo.jp/index.php
FukuyamaZoo福山市立動物園(YouTube)
https://www.youtube.com/channel/UCKj_TxtoYCwqV_6UOiV8CVQ
動物たちに直接会いに行けないときには、ぜひ、おうちで動物園を楽しんでみてください。